大一大万大吉の旗のもと

与左衛門の創作トリックテイキングゲーム集

『キリンが欲望の赴くままにトランプのトリックテイキングゲーム本を書いてみました』とカマリ制作裏話

 この度、マサイキリンさんが書かれた『キリンが欲望の赴くままにトランプのトリックテイキングゲーム本を書いてみました』に拙作カマリをご掲載いただきました。この本には、世界に星の数ほど存在するトリックテイキングゲームの中から、マサイキリンさんが特に厳選された50のゲームが収録されています。その1つに選んでいただいて、こんな光栄なことはありません。この場を借りて御礼申し上げます。
 また、カマリを最初に遊んでいただき、広めてくださったトリックテイキングゲームオンリー会「TrickTakingParty」の主催者、ひげくまごろうさんにも心より御礼申し上げます。

 カマリは、得点の異なる複数ヶ所のいずれか1つを選び、もしも他のプレイヤーとかぶったらトリックテイキングで勝敗を決するという、心理戦やギャンブル要素を含むゲームです。このカマリ、実のところ、元々はトリックテイキングではなく、ブラックジャック(カードを複数枚引いて、合計値が21を超えない範囲で最大となったプレイヤーの勝ち)で勝負するというデザインでした。で、プレイしてみると、面白いことは面白いのですが、何か一味足りない感じで、そのまま放置していました。その後、何かの拍子に、この得点システムを使ってトリックテイキング形式にしたら面白いものが出来るのではないかと思いつき、今のかたちとなったというわけです。

 さて、繰り返しになりますが、マサイキリンさんのトリックテイキング本には50もの特選ゲームが収録されています。どのゲームにもそれを考案した人がいて、ゲームが面白くなる何らかの仕掛けを施しているはずです。それらは一体どんなものでしょうか。じつに楽しみです。